防水工法の名称 |
防水工法の概要 |
長所 |
短所 |
アスファルト防水 |
数枚のアスファルトルーフィング類を、熱溶融したアスファルトで順次重ね合わせ、防水層を形成する |
- 溶融アスファルトが冷えれば短時間で防水層になる
- ルーフィングの種類・枚数など構成次第で各種防水仕様に対応可能
- 積層するため水密信頼性が高く、コンクリートで保護すれば歩行可能、また長寿命も期待
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- 防水層は温度に敏感で、夏は垂れ・冬は破断しやすい
- 溶融アスファルトの煙や臭気が施工現場周辺の環境問題に発展しやすい
- 300℃近い高温アスファルトを扱うため作業者不足等、現代社会に適合しにくくなってきた
- 端部の納めが複雑
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シート防水 |
厚さ2o程度のシート(ゴム・塩化ビニル)を接着剤で下地に固定し防水層を形成する |
- カラフルな仕上げになる
- 軽歩行が可能
- 伸縮性に富ひび割れ等の抵抗性に優れている
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- 塩化ビニルは、焼却するとダイオキシンを発生しやすい
- 熱収縮のため、入隅部で下地から剥離したシート相互接合で剥離が生じやすい
- シート相互接合部で剥がれやすい
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ウレタン防水 |
2成分形液状材料を、施工時に混合・撹拌し、下地に塗布し反応硬化させて、所定の厚さの防水層を形成する |
- 液状材料のため複雑な形状の下地にも施工可能
- 液状材料のため、継ぎ目がない
- 仕様によりスポーツ利用も可能
- 機械施工できる
- 超速硬化タイプもあり、大幅な工期短縮が可能
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- 耐候性はトップコートに依存する
- 2成分形のため材料の混合撹拌が必要
- 防水層の膜厚管理が難しい
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